腰痛の改善に大切な考え方。
2016/12/18
FROM 河村悠矢
今回は、実際に良くあるケースで
何かのヒントやきっかけになればいいかなと思い、
腰痛の改善についての記事を書きます。
この記事を特に読んで頂きたいのは、
今現在、何ヶ月も、何年も腰痛で悩まされている方や、
そのご家族の方です。
では、まずご質問を致しますので、
ご自身で考えてみてください。
- 実際に痛みがある部位に炎症があると思いますか?
- 何が原因で痛みが出るようになりましたか?
- どうしたら治りそうでしょうか?
この3つの簡単?なご質問に対して、
あなた自身はどのようにお考えでしょうか?
まずは、1つ目の「実際に痛みがある部位に炎症があると思いますか?」
というご質問に関してですが、
たいていの場合、「痛いから炎症が起きてるに決まってる」
とお考えのことでしょう。
全てがそうとは言い切れませんが、
このような見方で考えるとどうでしょうか。
何年も、何ヶ月も、身体は炎症を起こしますか?という点です。
身体の炎症は、長くても2〜3日で引きます。
組織が傷つくことによって、修復するために
あえて炎症を起こすように、身体はできているのです。
だとすると、何年、何ヶ月も、炎症が続くことはまずありえません。
2つ目の「何が原因で痛みが出るようになりましたか?」
というご質問に関してですが、
これもたいていの場合、
「重い荷物を持った時にグキッと・・・」
「スポーツをやっていて、ひねった時に・・・」
などと思われることでしょう。
実際に急に痛みがでる場合は、
それ自体が引き金になっていることは確かではあります。
しかし、実はこれ以前に、多くの原因があるのです。
例をあげるなら、その時期の体調は?食事内容は?天候は?
何が原因かわからないほど、多く存在しています。
でもこれだけは、言えることがあります。
安静にしてても治らないのであれば、
その組織自体が壊れきっていて修復ができていない原因があり、
そしてその原因を取り除けていないというわけです。
そして、3つ目の「どうしたら治りそうでしょうか?」
というご質問に関してですが、
これは「わかりません」と言われることでしょう。
わかったいたら、今頃、悩んだりしませんよね。
ただ、これだけは言えませんか?
“普通のことでは治らない”
ということははっきりしていますよね。
特に、何件、何十件もの整骨院を転々とされてきた方であれば、
ご納得いただけるのではないでしょうか。
では、どうすれば治すことができるのでしょうか?
それは、上の3つの答えをつなぐことで見えてきます。
- 痛みがある場所に炎症はない
- 原因はたくさんある
- 普通のことでは治らない
この3つから、導き出される答えは、ズバリこうです。
痛みがない場所から原因を考え、普通ではないことを行うのです。
つまり、それこそが、内臓や脳の施術だということです。
もっともっと内臓や脳の施術ができるセラピストが増えればいいのですが・・・
(独り言なので気にしないでください・・・笑)
施術の細かな解説は、今後、何回にも分けて、
少しずつ解説していきたいと思います。
まとめ
ほとんどのセラピストは、筋肉や骨格の歪みしか見れていない。
その人特有の原因は、どこにあって、それを改善するには
普通のことをしていては、今まで通りに変わらない。
最も注意しなければならないのは、
痛みの出ている部位のほとんどに、原因はないということ。