骨だけじゃない!カルシウムの重要な役割とは?
FROM 河村悠矢
食べたものから人はつくられている・・・
当たり前のことですが、
これがどれだけ重要なことか、
あなたは本当に理解されているでしょうか?
今日はミネラルの代表ともいえる、
カルシウムについてお伝えしたいと思います。
カルシウム不足の現代
厚生労働省が定めるカルシウムの必要な量は、
成人男性で900mg、成人女性で700mgだと言われています。
あなたはその量を毎日摂取できているでしょうか?
その答えは、恐らくNOでしょう。
よほど意識をし、サプリメントを摂取しなければ、
必要量は満たされません。
しかし、カルシウムは、非常に重要な役割を持っています。
体のミネラル中、最も多いカルシウム
人にとって必要なミネラルは約16種類と言われています。
さらにその16種類は2つに分類され、
その内の7種類が主要ミネラル、
9種類が微量ミネラルと言われています。
カルシウムは主要ミネラルに分類されます。
この16種類中、最も体に多く存在するのがカルシウムです。
骨に99%存在する
カルシウムと言えば?
【骨を丈夫にしてくれる!】と、
誰もが答えることでしょう。
説明するまでもありませんが、
体に存在する99%のカルシウムは、
骨・歯に存在しています。
では残りの1%は?というと、
血液や筋肉に存在しています。
しかし、この1%のカルシウムが
体のありとあらゆる機能に重要な役割を持っているのです。
筋肉を動かすために
何か動作を起こす時の仕組みとして、
筋肉が収縮をするように、私たちの体はできています。
当たり前のことですが、骨だけでは動くことはできません。
ですから、筋肉が収縮するということは、
生きる上で欠かせないことだと言えます。
そして、そのために必要となるのが、実はカルシウムです。
筋肉が収縮するためには、
筋肉内である一定のカルシウム濃度が
保たれていなければなりません。
心臓もカルシウムが必要
心臓は、心筋(しんきん)と呼ばれる、
特殊な筋肉からできています。
この心筋が働くことで、全身に血液が送られ、
私たちは生きることができます。
心臓がどれほど重要な臓器であるかは、
ご存知のことと思います。
上記のように、筋肉が収縮するためには、
カルシウムが必要ですから、この心筋も同じことが言えます。
つまり、心臓を動かすためにも、カルシウムが必要なのです。
いかがでしょうか?
骨や歯といったものは、
生きる上でもちろん重要。
でもそれ以上に重要な、
心臓を始めとした筋肉を動かすためにも、
カルシウムは使われるということでした。
だからこそ、カルシウムを摂取することは大切なのです。
次回は、カルシウムが不足することで起こる
病態について考えていきたいと思います。
本日も最後までお読み頂き、
ありがとうございました(^^)