生理痛と腰痛の関係性とは?

      2016/12/18

4a2c980501f0cb70723afed63fe27210_sFROM 河村悠矢

女性にしかわからない痛みといえば
生理痛、そして出産時の痛みです。
出産時の痛みは想像を絶するものと言われ、
男性がその痛みを感じると
意識を失うとも言われるほどです。
私は男性なので、経験することはありませんが、
出産とは夫婦で乗り越えるものですから、
できる限り理解しようとする努力は
男性にも必要だと思います。

さて、今日は女性特有のもうひとつの痛みである、
生理痛に関して考えていきたいと思います。

生理痛はなぜ感じるのか?

一般的に、生理痛を感じる主な原因は、
痛みを感じるプロスタグランジン
というホルモンの分泌が多いからだと言われています。
生理とは、妊娠の準備として、
子宮内膜をいつも以上の厚みにし、
着床しやすくしています。
しかし、妊娠をしないとなると、
この子宮内膜が古くなるため、
また次回に向けての準備として、
子宮内膜を剥がれ落とすのです。
この剥がれ落とす際に、
子宮の筋肉が収縮しようとしますが、
この収縮を手助けするのが、
プロスタグランジンという
ホルモンの本来の目的です。
しかし、このプロスタグランジンが
痛みの原因となるため、
生理=痛いとなってしまうのです。

生理痛を無くすために必要なこと

子宮内膜が剥がれ落ちる際に、
プロスタグランジンというホルモンが分泌され、
痛みとして感じると言いましたが、
仮に子宮内膜が
剥がれ落ちやすければどうでしょうか。
無理に子宮が収縮することも無くなりますから、
プロスタグランジンの分泌は少なくなります。
痛みを感じるプロスタグランジンが
減少することによって
生理痛が軽減、もしくは無くなる可能性は充分にあります。

子宮内膜が剥がれにくい原因とは?

子宮内膜が無理に剥がれることで、
痛みを強く感じるということは、
剥がれにくい原因を考える必要があります。
例えば、血流が悪い場合、栄養が不足するため、
子宮内膜自体の温度が低下し、固まりやすくなるでしょう。
栄養が少ないため、内膜の厚みも生まれず、
剥がれることがやや困難になるという予想も立ちます。
便秘も同じような病態を間接的に作り出すため、
このようなものが全て影響し、剥がれにくさを生んでいます。

腰痛と子宮の関係性

生理前や生理中に、
腰痛を訴える女性は少なくありませんが、
これは様々なことが影響しています。
例えば、子宮という臓器は、
骨盤にぶら下がって存在していますから、
骨盤が歪むことによって、
子宮が歪むことにも繋がります。
逆に子宮が歪むことによって、
骨盤が歪むことにも繋がります。
子宮への血流が悪い場合などは
子宮の歪みから骨盤の歪みへ、
そして生理痛自体の痛みが加わることで、
下腹部や腰部からの痛みを感じるようになるのです。

次回は実際にあった生理痛と
座骨神経痛の例をお伝えしたいと思います。

本日も最後までお読み頂き、
ありがとうございました(^^)

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