うつの原因・・・ストレスとは何か?
FROM 河村悠矢
前回からはうつについての内容を
記事にしてお伝えしています。
うつは現代病のひとつであり、
世界中に多くの有病者がいます。
もちろん日本でも言えることであり、
一生のうちに、うつになる方は
6〜7人に1人であり、
現時点でのうつの方は
19〜20人に1人と言われています。
また、男性よりも女性に多く、
およそ2倍とも言われます。
これは月経や妊娠・出産などの関係から、
女性はホルモンバランスが変わりやすいため、
精神的にも不安定になりやすいことが原因だと言えます。
急増するうつの原因は何か?
厚生労働省の調査によると、1996年は43.4万人だった有病者数が
2014年(3年ごとの調査)には111.6万人となり、
およそ2.6倍もの有病者数になりました。
うつは明確な診断基準がないため、
その時々のガイドラインにもよりますが、
それを踏まえたとしても、この数値は異常です。
いったいこの約20年間で何が起きたのでしょうか。
うつの原因となる「ストレス」について考えてみましょう。
ストレスはたくさんの種類がある
ストレス=イライラすること
のように、精神的なイメージが強いですが
実はストレスには幾つかの種類があります。
大きく2つに分けて言えるのが、
身体的ストレスと精神的ストレスです。
身体的ストレスの中にも2種類(外的、内的)があり、
外的ストレスは
暑さ・寒さなどの物理的ストレス、
騒音や照明などの環境的ストレス、
病気やケガなどの肉体的ストレス、
大気汚染や電磁波などの化学的ストレス
などを指します。
内的ストレスは
睡眠不足や不規則な生活などのストレスを指します。
一方、精神的ストレスにも2種類(社会的、心理的)があり、
社会的ストレスは
仕事関係、家庭関係、人間関係のストレスを指します。
心理的ストレスは
それ以外の不安や悩み、死などの喪失体験を指します。
以上のようにストレスはあらゆるところにあり、
常に私たちを取り巻いているのです。
本来、ストレスは必要なもの
例えば生きていく上でストレスが0の場合、
細胞にとって好ましくありません。
細胞はストレスが加わることによって進化し、
生命を維持してきたことも事実です。
ですから、過剰でも好ましくありませんが、
少なすぎることもまた、好ましくないのです。
現代はストレス過剰が溢れている・・・
上記のように、様々なところから
ストレスにさらされている現代は、
ストレスを少なくすることが大切なのは事実です。
次回はストレスから身を守るための知識を
お伝えしていきたいと思います。
本日も最後までお読み頂き、
ありがとうございました(^^)
まとめ
うつは約20年間で2.6倍の有病者数になった。
うつはストレスによって引き起こされる。
ストレスは精神的なものだけでない。
ストレスはいくつもの種類がある。
細胞の進化のためにストレスは必要だった。