体調不良の原因は脳脊髄液の流れにあった・・・

   

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FROM 河村悠矢

あなたは脳脊髄液という言葉を聞いた事がありますか?
脳脊髄液は、中枢神経と呼ばれる、脳と脊髄を守るように
周りを流れる液体のことを言います。
例えるならば、中枢神経が豆腐で、
脳脊髄液が豆腐の中の水のようなものです。
大切な中枢神経が傷つかないように存在する脳脊髄液・・・
役割は、それだけではありません。
今日はその脳脊髄液についてお伝えしたいと思います。

体は細胞から作られている

私たちの体は、60兆個の細胞からできています。
そのひとつひとつが働いているからこそ、
私たちは生きることができるのです。
細胞が生きるためには栄養が必要になります。
だからこそ、私たちは食事をし、呼吸を行うのです。

栄養を摂取し、老廃物を排出させる

私たちは食事から取り入れた栄養を消化・吸収し、
血液を通じて体内へ循環させます。
その際に通り道となるのが血管です。
主に動脈は栄養をおくり、
静脈やリンパ管は老廃物を出します。

脳内は体の仕組みとは違う

体の仕組みとして、老廃物はリンパ管を通り、
やがて静脈を通じて、流れるようにできています。
しかしながら、このリンパ管が
存在していない部位があるのです。
それが脳内です。

脳脊髄液が担う大切な役割

脳内にはリンパ管が存在していないため、
老廃物を体と同じ仕組みでは排出できません。
つまり、脳内には何か特別な仕組みがあるのです。
その仕組みというのが、
脳脊髄液によって老廃物を排出する
という仕組みなのです。

脳脊髄液が循環するのは睡眠時だけ?

アメリカの研究において、
睡眠時に脳脊髄液の流れが活発になる
ということが証明されています。
つまり、起きている時間に
体の老廃物は循環・排泄できても、
脳の老廃物は循環・排泄は難しいというわけです。

実際に、脳脊髄液は1日に400〜600mlが
産生・分泌されるといわれており、
全容量は120ml〜150mlといわれているため、
3〜4回入れ替わるだけです。
脳脊髄液の循環が寝ている時に活発になるのであれば、
日中はほとんど循環しないといっても過言ではありません。
しかし、この循環は頭蓋骨の可動性を整える手技により、
起きている時間であっても、簡単に循環できます。
それが、頭蓋療法(クラニアルテクニック)です。

頭蓋骨が動くという事実

脳脊髄液を循環させるためには、
心臓が血液を送るのと同じように
ポンプとして働くものが必要です。
そして、このポンプ作用を持ち、
脳脊髄液を送るために働くのが頭蓋骨です。
西洋医学では動かないと言われる頭蓋骨ですが、
1989年、サザーランドによって、
頭蓋療法が開発された際、
頭蓋骨は動くものだということは
既に証明されています。
また、その可動性が低下することによって
体に不調をきたすこともわかっているのです。

いかがでしたか?
頭蓋療法(クラニアルテクニック)は、
日本ではまだまだ浸透していませんが、
海外では多くの治療家が活躍しています。
もしあなたが何か体調不良があって、
それが原因不明だとしたら
頭蓋骨の可動性がなくなり、
脳脊髄液の循環が悪くなっているのかもしれません。

本日も最後までお読み頂き、
ありがとうございました(^^)

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