脊柱管狭窄症はなぜ起こるのか?

      2016/12/18

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FROM 河村悠矢

脊柱管狭窄症という疾患をご存知でしょうか?
もしかすると、身の周りで実際に、
脊柱管狭窄症を経験された方、
現在、脊柱管狭窄症の方もいらっしゃるかもしれません。

脊柱管狭窄症とは?

脊柱管とは、背骨にある管のことをいいます。
この脊柱管には、神経根や脊髄といった神経が通っています。
ですから脊柱管狭窄症というのは、その管が狭窄する、
つまり狭くなった状態を言います。

10人に8人は脊柱管狭窄症?!

高齢者に多い脊柱管狭窄症・・・
実は高齢者のうち、80%以上が脊柱管狭窄症だと言われています。
そのうち、何らかの症状を持った方が、
『脊柱管狭窄症が原因で痛みや痺れが出ている』
と診断されます。
症状が無ければ、検査を受けることは滅多にありませんから、
整形外科などの医療機関にて、
実際に診断を受ける方=症状を持った方と言えます。

なぜ脊柱管狭窄症になるのか?

老化と共に脊柱管狭窄症になるのはほぼ確実です。
それは、骨密度の低下が原因だと考えられます。
骨密度の低下した脆い椎骨(背骨)は、
体重を支えることができず、圧迫されるため、
本来はピンと張った周りの靭帯に、
微妙な隙間が生まれます。
その隙間に、脆くなった骨から溶け出した
リンやカルシウムといったものが沈着することによって、
骨棘というものができます。
結果として、脊柱管が狭くなります(なったように見えます。)

1番の問題点、間欠性跛行とは?

脊柱管狭窄症で、1番の問題といえば
間欠性跛行だと言えます。
逆に言うと、間欠性跛行などの症状が無ければ、
脊柱管狭症だとしても、支障をきたすことはないと言えます。
間欠性跛行とは、長時間歩くことによって、
段々と下肢に痛みを感じてしまい、
休憩しなければ歩けなくなることを言います。

間欠性跛行はなぜ起こる?

一般的には、脊柱管が狭くなることによって、
神経や血管を圧迫し、長時間の歩行により、
痛みや痺れが出ると言われます。
そして、前かがみになることで
痛みが緩和するとも言われています。

しかし、この可能性は低いように思われます。
何故なら、脊柱管狭窄症である方は、
高齢者であれば80%を超えるわけですから、
狭窄=痛み・痺れとは言い難いのです。
それよりも、なぜ痛みや痺れが出るのか?
と考えた場合、主な原因は、
筋緊張による血流障害の可能性の方が大きいと言えます。

血流障害が間欠性跛行の原因となる

筋肉を動かし続けることによって、
本来はポンプ作用が働き、疲労物質を排出します。
しかし、硬くなった筋肉はポンプ作用が働きにくく、
疲労物質が溜まりやすくなります。
そして、硬くなった筋肉は血管を締めつけ、
栄養さえも届きにくい酸欠状態になるのです。
この状態は、乳酸などの疲労物質をさらに発生させるため、
筋肉はドンドン硬くなり、血管はドンドン締めつけられ、
間欠性跛行が発生するのです。
特に、硬くなる筋肉は腰の筋肉ですから、
腰の筋肉が緩むようにしなければなりません。

かと言ってマッサージは逆効果!?

腰の筋肉が硬直することによって、
血流障害になり、痛みが発生する・・・
この病態を理解した上で、
腰の筋肉をマッサージし続けることは危険とも言えます。
特に言えるのが、強刺激によるマッサージです。
翌日以降に痛みを感じる、
所謂『揉み返し』は筋繊維の微小断裂が起きています。
『その場はよかったのに、翌日動けなくなった』
ということも少なくありません。

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