恒常性維持機能を利用する治癒方法とは?

   

136327rFROM 河村悠矢
恒常性維持機能は人が生きていく上で
必要不可欠な機能です。
もし仮に、この機能が備わっていなければ
バランスを維持できないのです。
つまり、人はバランスが良くなることで
体調は優れるようになり、逆に言うと、
バランスが崩れることで体調が悪くなると言えます。
では恒常性維持機能を働かせ、バランスを整えるには
どのようにしていけばいいのでしょうか?

例:自律神経のバランス

自律神経というのは、血圧や脈拍、内臓の機能など
多くのものを支配しています。
自律神経は、2種類存在し、
興奮状態を作り出す【交感神経】と
リラックス状態を作り出す【副交感神経】があります。
これらのバランスが崩れることで、
内科的疾患のリスクが高まります。

例えば、交感神経が過剰になれば、
便秘や消化不良といったものから
肝炎や膵炎、腎炎、脳血管障害を始め、
悪性腫瘍の原因だってなり得ます。
副交感神経が過剰になれば、
アトピーや気管支喘息といった
アレルギー疾患になりやすくなります。

慢性痛のバランス

例えば、あなたが悩んでいる首・肩・腰・膝痛などは
どちらか片側が痛みを訴えることがほとんどです。
もちろん、その痛みが慢性化するまでの
経緯から考えて、施術をするのが一般的です。
しかし、慢性化したものは
なかなか改善されにくい場合があります。
それこそ、今回知って頂きたい、
恒常性維持機能の悪影響なのです。

異常を正常と勘違いしてしまう

仮に、あなたは今、
慢性的に右膝が痛いとしましょう。
そこで、痛みをつくっている原因への施術を行います。
しかし、状態はすぐに変わらない・・・
ここで言えることがあります。
それは体の中で、痛みのある右膝【異常】を
【正常】だという勘違いが恒常性維持機能に起きているからです。

正常を正常と認識させる

慢性的なものを改善させるためには、
恒常性維持機能の勘違いを修正しなければなりません。
正常を【正常】と認識させ、
異常を【異常】と正しく認識させることが必要です。
でなければ、施術を行うことで、
状態が良くなったとしても、
異常の状態へ引き戻そうと働いてしまうからです。

症状改善の過程を知る

慢性化したものも、正常を正常・異常を異常と
体に認識させることで治癒していきます。
恒常性維持機能が異常を正常に引き戻すことへ働くことで
それが達成できるというわけです。
しかし、この認識にどうしても時間を要するため、
その場では良くなったとしても、
また症状が出てきてしまうのです。
だからこそ、継続が大切であり、
症状が安定しない(異常を異常と認識できない)うちは
時間を空けないことをお勧めしています。

以上のように、恒常性維持機能には
とても大きな力が存在しています。
恒常性維持機能が異常→正常の方向へ働くことで
症状は治癒でき、それとは反対に
正常→異常の方向へ働くことで
症状が慢性化してしまうということです。
恒常性維持機能には
一長一短がありますが、
是非とも味方にし、
症状改善に結び付けたいものですね。

本日も最後までお読み頂き、
ありがとうございました(^^)

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