身体と精神の関係性とは?
FROM 河村悠矢
今回は、身体と精神の関係性というテーマで、記事を書きます。
簡単に言うと、「心」と「体」のつながりについてです。
あなたは、
「病は気から」
という言葉を聴いたことがあると思います。
気の持ちようによって、良くも悪くもなるという意味です。
気の持ちようとは言っても、世間でいう「気」は、
精神面を指し、考え方などのことをさします。
「病気」の2文字をみても、
病の気と書きますので、まさに“気”が大切だとわかるでしょう。
私たちは、何気なく使っている言葉の中に、
「気」という文字は、多く含まれています。
例えば
元気、本気、勇気、気分、気合いなど
例に挙げたものでも、ごく一部でしかありません。
このように、古くに作られた漢字の中に、
これだけ多くの「気」が溢れているということは、
重要なキーワードであると、おわかりのことと思います。
さて、このように、多くの意味をもつ「気」ですが、
現代医学において「病は気から」は、
既に実証されていることを、あなたはご存知でしょうか。
その研究というのは、
精神的なものがどれぐらい身体に影響しているのか
を調べたものです。
この研究結果は、明らかな数値として、
ストレスが身体に影響を与えていることが証明されました。
詳しく言うと、気分が落ち込んだり、塞いだりしている状態
つまり、
ストレスが過剰になること
によって、
免疫である“白血球”に影響を与えるというものでした。
ストレスというものが過剰になることによって、
ノルアドレナリンというホルモンが分泌され、
興奮状態が作り出されます。
ストレスに関する記事は以前にも書きましたので
交感神経が優位になると・・・をご覧ください。
以上のことを踏まえて考えると、
やはり、“気の持ちよう”は
大変重要なものであるということがわかります。
と同時に、私たち人間が生きていく上で必要なのは、
体の健康状態はもちろんですが、
心の健康状態も整えてあげることが非常に大切です。
昔の方が、ことわざを考えた時代には、
上記のような研究が行われることは決してなかったことでしょう。
にも関わらず、ことわざとして、“病は気から”
という言葉が作られ、現代まで受け継がれ、
さらには、科学的に研究結果として証明されると、
改めて「ことわざってすごいな~」と感心せざるを得ません。
ことわざは、平安時代に存在が認められているので、
たくさんの歴史を超えて今も存在することを考えると、
やはり、古来からの教えを大切に、生きなければなりませんね。
まとめ
「病は気から」は、医学的に証明されている。
身体的な病気も、精神的なものが影響している可能性がある。
どんな時も「気の持ちよう」は大切。