細胞のお話し
FROM 河村悠矢
今回は、細胞における栄養と
使われるエネルギーに対する
お話しをしたいと思います。
我々は、多細胞生物と呼ばれ、
60兆もの細胞が、
ひとつの身体を形成しています。
本来、我々の祖先は、
アメーバのような
単細胞生物(1個)でした。
これらの細胞には、
それぞれ違いがあり、
アメーバ時代には
自らを守る術をもっていましたが、
多細胞生物に進化することによって、
ひとつひとつの細胞が
自らを守ることが
できなくなりました。
ですから、アメーバ時代の
単細胞のものを残しておいて、
全身に分布するように、
血液の中を循環させました。
これを白血球といい、
一般的に言う、免疫をさします。
さて、これらの細胞ですが、
同じ細胞であったとしても
それぞれに特徴があります。
細胞といっても、
名前ではなかなか
わけることができませんので、
細胞が
何をエネルギー源に生きているのか
を明らかにすることで、
名前を知って頂けることでしょう。
細胞のタイプは、
大きく2つにわかることができます。
ひとつが、
酸素を使うミトコンドリア系
と呼ばれるタイプ。
もう一方が、
糖を使う解糖系
と呼ばれるタイプです。
運動やトレーニングを
されている方は、
聴いたことがあるかもしれませんが、
所謂、有酸素運動や
無酸素運動の違いのようなものです。
ミトコンドリア系がこれにあたります。
そして、この活動形態の違いが、
細胞の違いになります。
例えば有酸素系であれば、
ゆっくりとした持久力に富んでいます。
逆に、解糖系であれば、
素早い瞬発力に富んでいます。
そしてこれらは、
エネルギー源の使われ方にも
違いがあります。
ミトコンドリア系の
酸素を使った場合であれば、
水と二酸化炭素が
燃えカスとして出てきます。
対して、解糖系の
糖を使った場合であれば、
乳酸と呼ばれる
燃えカスが出てきます。
さて、ここで問題ですが、
人間に必要なのは
どちらのタイプでしょうか?
酸素を必要とする有酸素系か、
糖を必要とする解糖系か・・・
(呼吸はどんな時もするから
有酸素系が絶対必要!)
と思われる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、答えは両方です。
割合も50%ずつです。
ただし、この2つが
崩れてしまうことがあります。
次回は、その内容について
触れていきたいと思います。
本日のブログを読んで頂き、
ありがとうございました(^^)
まとめ
運動には大きくわけて2つある。
ミトコンドリア系と解糖系がある。
ミトコンドリア系は、酸素を使う。
解糖系は、糖を使う。
酸素はゆっくりとした持久力に富む。
糖は素速い瞬発力に富む。