免疫とは何か?②〜楽するもストレス?!〜
2016/05/12
FROM 河村悠矢
今回も前回に引き続き、
免疫についての記事を書いていきたいと思います。
前回の記事は下のリンクからどうぞ。
免疫とは何か?①〜私たちは細胞から作られる〜
簡単なおさらいをしますと、
体の中には、免疫という体を守る仕組みがありますが、
なぜ病気になるのでしょうか?
そして、どのようにすれば、体は病気を治癒し、
病気を改善できるのでしょうか?
「どのようにすれば治るのか」を考えるよりも
まずは原因を考えて、
「病気になるのは、なぜなのか?」を
まず考えていきたいと思います。
では改めて、質問しますが、
あなたが体調を崩す時は
なぜそのような症状が
出たのでしょうか?
少し考えてみてください。
何度も同じことを言うようですが、
私たちの身体には、免疫が存在しています。
なので様々な攻撃から、身体を守ろうとする働きが
必ず備わっているのです。
にもかかわらず、病気になるということは、
果たして何が起きているというのでしょうか。
まず、理解していただきたいことは
単純に言えば、免疫にも限界があるということです。
ではその限界とは何なのか?
限界とは、主に
顆粒球とリンパ球のバランスが乱れること
を指します。
顆粒球とリンパ球は、白血球のグループの一員です。
そして、これらは常にバランスを保っており、
割合としては、顆粒球が60%、リンパ球が35%と言われています。
(残りの5%はマクロファージと呼ばれるものです。)
実は、これらのバランスは
自律神経と密接な関係がありますが、
このお話は次回にしたいと思います。
過去に何度もお伝えした、ストレスの影響は、
心身ともに、計り知れません。
しかし、それは必ず、悩んだり、苦しんだり、
忙しくなることで感じるストレスだけではないと言えます。
この場合は、交感神経が優位になりますが、
逆の“楽な生き方”はどうでしょうか。
運動不足でごちそうばかりを食べると、
筋肉、骨格の丈夫さが維持できなくなります。
そうすると、姿勢が極端に悪くなり、歪みやすく、
ケガしやすい身体になります。
つまり、普段の日常生活自体が
心身のストレスになってしまいます。
交感神経が働くと、脈を上げる、血圧を上げる、
血糖を上げることで、筋肉に酸素と栄養を送る・・・
活動ばかりだと体が疲れてしまうために、
逆の副交感神経が働くことで
脈を下げる、血圧を下げる、血糖を下げることを行い、
バランスをとっています。
楽な生き方でもストレスを抱えてしまうことは意外ですが、
説明を聞けば納得ですよね。
やはり、生活のバランスこそ、
病気にならないための“ポイント”です。
次回は、白血球の細かなお話をしていきます。
まとめ
自律神経はバランスが大切。
交感神経ばかりだと疲れてしまう。
楽ばかりすると、副交感神経優位になる。
楽をすれば筋肉・骨格が弱くなる。
その結果、姿勢が維持できなくなる。
姿勢が維持できないと普段の生活もストレスになる。