ストレスと腰痛の関係性

      2016/12/18

573dbc5464f8eab22ea3ba6a18ec15ab_sFROM 河村悠矢

ストレスは様々な病気に関係していると言われます。
現代社会の中ではありとあらゆる
ストレスにさらされていますが、
ストレスによって、なぜ病気を生むのか?
今日は腰痛との関係性を考えてみたいと思います。

ストレスは生きる上で必要なもの

私たちにとってストレスは必要なものです。
細胞が活性化するためには
『このままでは死んでしまうかもしれない!』
と恐怖感という名のストレスを
与えることが必要だからです。
こうすることによって、
今までサボっていた細胞も動き始めるのです。

人間も全く同じことが言えます。
それまでは平和ボケしていたような人間であっても、
いざ死への恐怖を体感する(または死と向き合う)
ことによって、生き方や考え方が
一気に変わることがあります。
環境が人をつくるとは、まさにこのことです。

なぜストレスが病気を生むのか

生きるために必要なストレスも、
過剰になることで問題が生じます。
それは、自律神経と関係するからです。
ストレスを感じた場合、
人は交感神経が優位に働きます。

交感神経とは、脈が速く、血糖が多く、
血圧が高くなります。
簡単に言えば、運動しているような状態です。
しかし、運動と違うのは、血流が悪くなるという点です。

血流が悪くなる=万病を生む

細胞を活性化するためには、
ストレスが必要だということを言いました。
血流が悪くなると、細胞にとって、
生きるために必要な栄養が不足するために、
ストレスが働きます。
これは細胞が活性化するためのストレスと
似ているように思いますが、違います。
この細胞たちに必要不可欠な酸素まで
不足してしまうからです。
酸素は細胞(特にミトコンドリア)にとって
無くてはならないものです。
細胞が働かなくなることで、
身体の生命力は低下してしまうため、
『万病のもと』となるのです。

ストレスが腰痛の原因となる?!

ストレスを感じると筋肉は緊張します。
筋肉が緊張することで、
いざという時に普段以上に素早く、
力強くなるのです。
これは狩猟時代の名残りです。
しかし、緊張が長く続くことによって、
血流は悪くなりますから、
細胞に栄養が届かなくなります。
栄養が足りない細胞は、疲労しやすくなることで、
疲労物質も溜まり、さらなる緊張を生むのです。
血管が締め付けられると、
痛みや痺れといった症状が出ますから、
これが腰痛と関係するというわけです。

ストレスと腰痛・・・
一見すると、関係ないように思えて、
実は大きく関係しているのです。
だからこそ、過酷に生きることをやめて、
リラックスすることも時には必要だということです。

本日も最後までお読み頂き、
ありがとうございました(^^)

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