体外から影響を受ける腰痛とは?東洋医学の思想〜外邪という考え〜

      2016/12/18

bda97dbbe397577325832fd0854091c7_sFROM 河村悠矢
大阪のデスクから、、

現代医学は、西洋医学の考え方が基本です。
しかし、西洋医学には、
人の全身を評価しないことや、
そもそも自然治癒力や、
治癒といった言葉自体が、
医学書に存在しないため、
何か手を加える方法しかありません。

否定するわけではありませんが、
慢性的な疾患こそ、西洋医学ではなく、
全身を評価したり、
目に見えないものまで大切にする、
東洋医学の考え方が大切なのですが。。。

ですから今日は東洋医学の視点から、
腰痛を考えたいと思います。

肺への邪気

東洋医学の考え方のひとつに、
外邪という考え方があります。
外邪とは、外からの邪気のことを言います。
反対に、内からの邪気は、内邪といいます。

この外邪を簡単に言うと、
邪気という悪い気があり、
その気に人が影響を受けることで、
健康を害してしまうという考えです。

今は季節でいうと秋にあたりますが、
この秋は燥邪といって、
乾燥することによって起こる、
外邪があります。
そして、この燥邪という外邪は、
肺に影響を与えます。

肺と腰痛の関係性

いまの時期は、
ギックリ腰や寝違い
といった症状の方が
多くいらっしゃいますが、
これは以前お伝えした、
腎臓と深い関わりがあります。
しかし、決して腎臓だけではありません。
僕のところへ来られた
患者様のケースの場合であれば、
肺に問題が起き、腰痛と
下肢の筋力低下や時には痺れ
と言った症状を持った方がいらっしゃいました。

病名は『脊柱管狭窄症』

病院や整体などをやっても
なかなか改善しないとのことでしたが、
それもそのはずです。
脊柱管狭窄症といっても、
原因が肺にあるだなんて、
普通は思いませんよね。

もちろんではありますが、
肺へのアプローチを行うことにより、
痺れは大幅に改善し、その場で、
筋力も左右差が無くなるまで改善しました。

肺自らは膨らまない

“肺は呼吸をするところ”
というのは誰しもわかることでしょう。
しかし、膨らますためには、
肺だけでは動きません。
実は、肺の下面には、
横隔膜という筋肉が存在しています。

肺を膨らます横隔膜

この横隔膜が収縮することで、
初めて肺が伸長し、息が吸えるのです。
ですから、肺の状態は、
この横隔膜にかなり依存している
という事実があります。
そして、この横隔膜は、
他の内臓とも大きく関わっているのです。

肺の可動性=横隔膜の可動性

つまりは、
息が吸えない・吸いにくい方の多くは、
肺が動きにくくなっており、
その方の中には、
横隔膜が原因となっている場合があるのです。
食事はしなくても生きていけますが、
呼吸をしないのは即、死につながります。
呼吸は、基本的な機能ですが、
それほどまで大切な機能でもあります。
次回は、呼吸と腰痛の関係性を
お伝えしたいと思います。

本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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ー河村 悠矢

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