重度のうつを改善させたエピソードとは?

   

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FROM 河村悠矢

何日にもわたって、
うつについてお伝えしていますが、
今回は実例を踏まえた治療のエピソードを
あなたにお伝えしたいと思います。
これはうつだけでなく、
どのような方にも言える、
大切なことを教えてくれるエピソードです。

この方法を最後まで聞いた時、
初めて納得できました。
でも初めは意味不明でした。
なぜなら・・・

謎の石を持たせるという方法

スピルチュアル系のお話ではなく、
ある精神科の先生が行ったうつの治療方法は、
拳ほどのサイズのある石を患者に持たせることでした。
「この石を1週間、手放すことなく持っていて下さい。」
患者さんはどんな時もこの石を持ち続けました。

石=うつの正体?

1週目、
石を持ち続けようとする患者さんは途中、
「石が邪魔だ」と思い始めます。
そこからふと、こんなことを思うのです。
「この石は自分の病気(うつ)と同じだ」と・・・。
いつもどんな時もこの病気によって
自分は邪魔されているのだと気付くのです。
これを聞いた先生は一言、
「もう1週間持ち続けてください」とだけ言いました。

「自分が手放せばいいだけ」のこと

2週目、
毎日邪魔な石を持っていることに
嫌気がさしてきた患者さんは、
「どこかに置いておきたい気持ち」が高まります。
「持っておかなくてもバレないのに、なぜ自分は持っているのか?」
自分が導き出した答えは、
「自分が必要だと思うから持っている。」
ということでした。

「ああ、そうか。」

患者さんは考えました。
「うつも同じで、自分が必要だと思っているからなるんだ。」
「手放すのも自分、持っておくのも自分、
治せないものではなくコントロールできるものだ。」
と、気付くことができたのです。

それでも、石を持ち続ける意味

2週間、石を持ち続けた患者さんに対して、
先生が言ったことは相変わらず、
「もう1週間持ち続けて下さい。」の一言でした。
3週目を迎えた患者さんは
これ以上、続ける意味はないと考えましたが、
先生が言うからには、
きっと何か答えがあるのだろうと探し続けます・・・
そして、ある出来事が起こります。

マイナスがプラスに転じる瞬間

ある日の夕方、患者が自宅の窓を開けると
涼しげな風がビューっと入ってきました。
すると、窓際に置いていた紙が飛びそうに・・・
そっさの判断で患者が行ったことが
手に持っていた石を置くことでした。

「ふう・・・ちょうど良かった。」

一件落着した患者さんはあることに気付きます。

「邪魔だと思っていたもの(石)も
使い方によっては良い面もあるんだ。」
「だから病気も考え方次第で、
何かプラスになるかもしれない。」

この患者さんはマイナスだと思っていたことを
プラスに転換して考えることの大切さに気づき、
この考えをキッカケに
うつを克服することができたのです。

目的があれば方法は何でもいい

以上がうつを克服した、
ある患者さんのエピソードです。
いかがでしょうか。

人というのは
「何か原因があって今がある」のではなく、
「何か目的があって今がある」ということなのです。
これは3大心理学者の一人、アドラーが提唱した
目的論という考え方です。

何か目的を明確に持っておくことで
気付き、成長できるのは人の素晴らしいところです。
もしもあなたが悩んでいることがあれば、
一度深呼吸をし、その出来事を
見つめ直してみてはどうでしょうか。
もしかすると、目的を果たす気づきが
見つかるかもしれません。

少し長くなりましたが、
何かの参考までにいいかなと思います。
本日も最後までお読み頂き、
ありがとうございました(^^)

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