うつの原因は低血糖?・・・副腎疲労とは?

   

d8eb0af55359c375b1c80d4e2d41a1b2_sFROM 河村悠矢

今回もうつについて、
考えていきたいと思います。
前回に引き続きの内容になります。

マイナーだが重要な臓器「副腎」

前回の最後のあたりで紹介したように、
低血糖の状態は
アドレナリンやノルアドレナリンといった
攻撃的なホルモンが分泌されます。
これらのホルモンは以前にお伝えした
我々の先祖にあたる、魚類の時から備わっていた
【危険回避能力】を指します。

これらのホルモンによって、
筋肉は動きやすくなり、
血糖・血圧・脈拍などが上昇することで
より逃げやすい体の状態に変化できたのです。
この危険回避能力がなければ
多くの生命は亡くなっていたことでしょう。

進化した歴史はあっても、
基本的なホルモンの機能は同じです。
低血糖も生命にとって危険な状態ですから、
その状態を避けるべく、危険回避に重要なホルモンが分泌されるのです。
そして、これらの重要なホルモンを分泌しているのが
「副腎」と呼ばれる臓器なのです。

低血糖時に働き続ける

以上のように、食事からのストレスだけでも
非常に多くのものがあることがお分かりのことと思います。
主には身体的なストレスですが、
臓器が機能低下を起こすだけでも
体にとってのダメージは大きいものです。

さて、低血糖の怖さは
前回からの内容を参考にしていただくと、
ある程度、ご理解いただけると思います。
低血糖時に生命の危険を感じて分泌される、
アドレナリンやノルアドレナリンに加えて、
血糖値を上昇をさせるために
【コルチゾール】というホルモンが分泌されますが、
このホルモンも副腎から分泌されます。
つまり、低血糖の状態というのは
副腎にとって働き続けなければならない環境なのです。

内臓も疲労する

例えば、あなたがトレーニングや50m走など
何でも構いませんが、行ったとしましょう。
すると、筋肉は疲労し、動けなくなります。
当然といえば、当然のことですよね。

これと同じことが、私たちの体を支える
内臓にも言えるのです。
例えば今回ご紹介した「副腎」も、
先ほどのようなケースで働き続けた場合、
疲労してしまうのです。

不定愁訴を引き起こす「副腎疲労」

生命の危険を感じて働く副腎ですが、
働きはそれだけではありません。
副腎から分泌されるホルモンの一部は、
ステロイドホルモンと言われます。
この「ステロイド」とは、お薬でもある、
「ステロイド剤」と同じです。
このホルモンには、
炎症を防ぐ(抗炎症)作用があります。
つまり、副腎は血糖値のコントロールをしたり、
生命の危険を察知したり、炎症を抑えたりしたりと
あらゆる働きをしているのです。
ですから、副腎が疲労状態になると、
体にもすぐ症状として現れます。

様々な不定愁訴は、
副腎由来のものとも言われますが
そのひとつの症状が
「うつ」とも関係しているのです。

長くなりましたので、
具体的な症状は
次回お伝えしたいと思います。

本日も最後までお読み頂き、
ありがとうございました(^^)

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