女性ホルモンとストレスの関係性

      2016/12/18

考える

FROM 河村悠矢

今回も何度かにわけて書いている、

月経不順について記事です。

前回(月経不順とストレスの関係性とは?)

前々回(月経不順はなぜ起こるのか?)

に引き続き、

月経不順についての内容を

あなたにお伝えしたいと思います。

今回の内容は、

前回お伝えしきれなかった、ストレスの関係性についてのことを

あなたにお伝えしたいと思います。


深い内容に入る前に

簡単な復習から書きたいと思います。

まず、ホルモンの分泌される仕組みについてお伝えさせて頂きました。

視床下部から下垂体へと、

下垂体から卵巣へと、

そしてようやく

卵巣から性ホルモンが分泌される

という流れでしたね。

体内でのホルモンは、

その他にも様々な形で存在しているため、

このように段階を得て分泌されるものもあれば、

臓器自体がすぐに分泌する場合もあります。

今回のお話では、性ホルモンの場合ですので、

特に脳が影響しているということでした。

思い出して頂けましたか?

そして、前回の内容は、

ストレスが脳にダメージを与えることで、

ホルモンの分泌がされなくなり、

指令されない卵巣は、次第に働かなくなり、

月経不順になってしまうこともお伝えしました。

また復習されたい方は、まとめてご覧になって下さい。


では、今回の内容に入っていきます。

脳波に異常をきたす、ストレス。

実はストレスに影響するのは、

脳だけではないのです。

それは、ストレスを感じた際に反応する、

副腎という臓器にも影響すると言われています。

副腎という臓器、あなたはご存知でしょうか?

非常にマイナーな臓器であり、

なかなか一般の方で知っている方は、少ないと思います。

しかし、この副腎という臓器は、非常に重要な役割を果たしています。

今回は、ストレスの関係性ということでお話しをすると、

副腎から分泌されるコルチゾール

というホルモンを説明せざるを得ません。

このコルチゾールというホルモン、

抗ストレスホルモン”と呼ばれており、

体がストレスを感じた際に、多く分泌されます。

そして、問題はさらに加速します。

このコルチゾールというホルモンを作る材料となるのが、

コレステロールなのですが、

実は、性ホルモンも同じ材料から作られます。

ですから、本来は、

コレステロールからどちらも作らなければならないのですが、

ストレスが過剰になることで、

常にコルチゾールを作り続けなければならず、

材料が不足することで、性ホルモンを作れないとなってしまうのです。

これが月経不順を引き起こす、ストレスの影響です。

いかがでしたか?

ここまで影響するストレスに耐えるのは、人として本当に辛いことです。

何度も繰り返しになりますが、

マインドコントロールはやはり重要ですね。


まとめ

ストレスを感じると副腎が反応する。

抗ストレスホルモンである、コルチゾールが分泌される。

コルチゾールはコレステロールから作られる。

性ホルモンもコレステロールから作られる。

材料不足が、月経不順に影響する。

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