ストレスが骨粗鬆症の原因?!ホルモンとカルシウムの関係とは?

   

880f22f2181937c5937e1a2ea7fe4437_sFROM 河村悠矢

食事が骨粗鬆症に大きく影響していることは、
前回の記事でお伝えしました。
今回は、食事とは別の視点から、
骨粗鬆症についてお伝えしたいと思います。

ストレスによって起こること

ストレスを感じることによって、
人は様々なホルモンを分泌します。
ホルモンとは、体を調整する働きを持っています。
ストレスを感じると、副腎髄質と呼ばれる部位から、
アドレナリンというホルモンが分泌されます。
アドレナリンは馴染みのあるホルモンのひとつだと思いますが、
ご想像されるように、興奮作用を持つホルモンです。
精神的なストレスは、体にも影響を及ぼすのです。

興奮は負担になる

ストレスを感じる時に分泌されるアドレナリンは、
興奮作用を持っていますが、
この作用を長く持続させることは、体にとって好ましくありません。
それは、高血圧・高血糖・速脈の状態をつくるからです。
常にこのような状態が続けば、体は疲労しやすくなります。
イメージとしては、常にアクセルを踏んでいて、
ガソリンを消費し続けるようなものです。
エネルギーを燃やすことは活動的ではありますが、
同時に疲労しやすく、壊れやすいのもイメージできるかと思います。

興奮と休息のバランス

興奮状態というのは、活動をする際に向いていますが、
休息には向いていません。
つまり、人が基本的に活動する日中は興奮状態になり、
日が沈み、夜が訪れる頃には休息状態になることが
最も好ましいと言え、生き物として自然な生き方だと言えます。
これは、サーカディアンリズムと呼ばれる、
時計遺伝子に伴った生き方です。
サーカディアンリズムは、
生物に元々備わっていると言われており、
人であれば、自律神経と大きく関係しています。
つまり、サーカディアンリズムが崩れれば、
自律神経が乱れ、興奮状態に傾きやすくなる可能性もあるのです。

興奮はカルシウムを流出させる

ストレスを感じることによって、
アドレナリンを放出しますが、
それは興奮状態をつくるため他なりません。
つまり、ストレスが引き金となるのか、
自律神経の乱れが引き金になるのか、
はたまた別の理由があった上で、体が反応をするわけですが、
興奮状態をつくるアドレナリンが放出されること以外にも、
分泌されるホルモンがあります。
それは、血中のカルシウムを増やすために働く、
パラソルモンというホルモンです。
血中のカルシウムを増やす
=血中カルシウム濃度を上げるために働くパラソルモンは、
腸からのカルシウムの吸収率をあげたり、骨からのカルシウムを分解し、
血液へ流出させる働きを持っています。

筋肉を動かすにはCaが必要

パラソルモンは、カルシウムのコントロールをするホルモンですが、
上記のような興奮状態では、血中カルシウム濃度を高くすることで、
筋肉が働きやすい状態をつくるためです。
筋肉を動かすためには、脳からの電気刺激を受け、
指令を受けることによって、様々な機構が反応しなければなりません。
その際に、カルシウムは、必要不可欠な存在なのです。
『イライラするときはカルシウムが足りていない』
ということも良く耳にしますが、これはまた別の話であり、
さらには、全くもって根拠がありません。
ここで言えるのは、
【ストレスが原因となってカルシウムを消費してしまう】
ということを覚えていただければと思います。

次回は、骨粗鬆症を防ぐための
具体的な方法をお伝えします。

本日も最後までお読み頂き、
ありがとうございました(^^)

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