自律神経が乱れること=万病の元!?

   

104834FROM 河村悠矢

今日からは自律神経が及ぼす影響をテーマに、
一見関係のない病態や症状が
大きく関係しているのだということを
お伝えしたいと思います。

自律神経とは?

一言、神経といえども私たちの体には
様々な神経があります。
簡単に分けると、意識して手足を動かす神経と
意識しない状態でも勝手に働く神経があります。
自律神経は後者の方であり、
自分の意識では切り替えたりできません。

私たちが仮に、食べたものを自分で意識して
消化するような仕組みであれば、
消化・吸収といった行為は
ものすごく難易度の高いものだと言えます。
「よし、まずは胃酸で溶かして、今度は腸で吸収しつつ、
蠕動運動で内容物を移動させて・・・」
とてもできることではありません。
このように無意識で働く自律神経の役割は
素晴らしい仕組みなのです。

自律神経は免疫に関係する

例えばストレスを感じた時、
自律神経は様々な方法を駆使して体を守ろうと働きます。
それが免疫です。
骨髄で作られる白血球のひとつ「顆粒球」を
大量に生産します。
この顆粒球、通常であれば体を守るものですが、
過剰につくられると体にとって
好ましくない反応が起きます。

顆粒球の過剰が炎症を起こす

顆粒球は細菌などを食べ殺します。
その際に、自らの食べカスを吐き出します。
それが所謂、膿です。

これらが過剰に起こったものの代表例は
吹出物や歯周病、
胃潰瘍、びらん性胃炎、クローン病、
潰瘍性大腸炎、痔などが挙げられ、
女性の場合であれば、
子宮内膜症や卵巣膿腫といったことにつながります。
だからこそ自律神経を整えることが大切なのです。

交感神経が作り出す環境とは?

交感神経は主に、
興奮状態や緊張状態を作り出します。
これは古代の魚類時代からある、
緊急時の逃避反応でしたから
筋肉が働きやすい環境を意味します。
つまり、脈が多い・血糖が高い・血圧が高い
という状態を作り出します。

何度も言うように、この状態は
本来、緊急時に働くものですから、長くは続きません。
次第に血液の流れは悪くなり、筋肉や細胞は酸欠状態に・・・
酸素が届かない状態ではエネルギーを
効率よく生み出せません。
これが続くと、いずれ低体温に陥ります。

低体温が様々な病態を生む

低体温は酸素を栄養にする
ミトコンドリアが働けない状態になります。
ミトコンドリアが働かなければ
細胞の変化が起きますから
臓器が線維化したり、炎症をきたすのです。
肝硬変や急性膵炎、急性腎炎などがその代表であり、
特に、ミトコンドリアが多い臓器が犯されます。

だからこそ、自律神経を整えることが大切であり、
自律神経を乱す、徹夜やストレスなどは
極力避けるべきだということです。

本日も最後までお読み頂き、
ありがとうございました(^^)

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