様々な不調の原因はカルシウム不足から起こる?!

   

c72a93b6669388579b885f445dcac18b_sFROM 河村悠矢

前回は、カルシウムについてお伝えしました。
カルシウムの機能は、骨や歯をつくるだけでなく、
心臓の心筋をはじめ、筋肉を動かす上で
重要な役割を果たしているという内容でした。
今回は、カルシウムが不足することで、
どのような病態を引き起こすのかをお伝えしたいと思います。

カルシウム不足が骨や歯を溶かす

血液の中には、ある一定の
カルシウム濃度が無ければなりません。
といっても、人の体は、巧妙につくられていますから、
カルシウム濃度を保つことができます。
その方法は、骨や歯といった部位のカルシウムを分解し、
血液内に取り込むということを行います。
これらの流れは、体内で自然と行われていますが、
その役割を持つのがホルモンです。

骨を分解するホルモンとは?

血液のカルシウム濃度を維持するために
主となるホルモンは、2種類あります。
そのホルモンが、
【カルシトニン】と【パラソルモン】
というホルモンです。
カルシトニンは、血中カルシウム濃度を下げる働きがあります。
それに対してパラソルモンは、
血中カルシウム濃度を上げる働きがあります。
つまり、骨を分解するのは、
パラソルモンの働きだということです。
しかし、生きるためには必ず
どちらのホルモンも必要であり、
ホルモンが悪いわけではありません。
問題なのはカルシウム不足から、
パラソルモンの分泌が過剰になることです。

カルシウム不足がつくる病態

しかし、この場合が慢性化すると、
血液内のカルシウム濃度は、逆に高くなってしまいます。
この現象をカルシウムパラドックスと言います。
その結果、例えば、筋の緊張(固縮)を生み出します。
慢性的な肩凝り、首痛、腰痛の方というのは、
筋肉に余分なカルシウムが沈着し、
非常に硬くなりますから、一般的なマッサージでは改善せず、
むしろ悪化してしまう恐れがあるのです。

生活習慣病もカルシウム不足が原因

カルシウム不足が生む病態は、筋の緊張だけではありません。
過剰になったカルシウムが
血管に付着することによって起こるのが動脈硬化です。
動脈硬化が様々な生活習慣病の原因となっていることは、
あなたもご存知のことと思いますが、
カルシウム不足に加えて、偏った栄養摂取が、
その病態に拍車をかけてしまうのです。

結石はカルシウムの取り過ぎではない

腎臓や胆嚢(たんのう)、膀胱、尿管などに起こる
結石は、激痛を伴います。
世間では、カルシウムの過剰摂取が原因だ
と言われていますが、実はその逆です。
カルシウムが慢性的に不足することによって、
骨の分解が過剰になり、余分なカルシウムが発生します。
この余分なカルシウムから結石は作られるのです。

以上のように、
カルシウムパラドックスが原因となり、
様々な病態を生んでいます。
現代の食事は、栄養<手軽さ を求める傾向を感じますが、
健康を目指す上で、栄養は必要不可欠な存在です。
次回は、カルシウムの摂取の仕方について、お伝えしたいと思います。

本日も最後までお読み頂き、
ありがとうございました(^^)

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