全身を施術しなければならない理由。骨編

      2016/12/18

傘

FROM 河村悠矢

今回は、以前の記事である、

全身を施術しなければならない理由。筋肉編

でお伝えしたことの骨格です。

 

今回のお話も前編同様で

やや専門的なお話になりますが、

施術の意味や、専門用語の解説を

例え話を用いて、お伝えさせていただきます。

今までは、「なんとなく」だったことが、

読み終えることで、理解できるかと思います。

そして、今回は傘です・・・笑

 

全身を施術しなければならないことに理由に関してですが、

前編のおさらいも兼ねて、

まずは、その絶対的な理由をお伝えします。

その理由は・・・

 

その部分に原因はないからです。

 

またしても、はっきりと言います!(本当に大切なので・・・)

 

歪みの部位と原因の部位は違います。

 

これはどういうことなのかと言いますと、

何かの問題が起こった結果、歪みが発生しますが、

歪みが起きている部位は、その歪みの原因ではないのです。

(骨折している場合は別ですが・・・)

 

「骨盤が歪んでいるから、骨盤矯正しましょうね〜」

「背骨が歪んでいるから、背骨矯正しましょうね〜」

 

これでは良くならないということです。

 

これは、何かと言いますと、

骨格(骨組み)自体が歪みを作りだしているのではなく、

1本1本の骨に付着している、筋肉が影響しているのです。

そしてこの筋肉に影響しているのが、

前編でお話した、筋膜なのです。

(前編をお読みで無い方はこちら


 

そして、骨格が歪みを作り出す原因は、もうひとつあります。

それは、1本の骨自体の変形です。

 

「骨折がうまく治らなくて、変形してしまった」

 

と言う場合はもちろんのことですが、

“骨折していなくても”骨自体が変形することがあります。

それは、目に見えるほどではありませんが、

筋肉と同様に、骨にも骨膜という膜があります。

この骨膜が影響することによって、

骨の微妙な変形が発生し、結果、全身の歪みを形成します。

 

 


 

ここまでのお話をまとめてみましょう。

 

骨格の歪み=筋肉、筋膜の影響

骨自体が変形する=骨膜の影響

骨自体が変形すれば、当然、骨格も歪むので

骨格の歪み=骨膜、筋肉、筋膜が影響

ということになります。

 


 

 

 

最後に骨膜のお話を致します。

この骨膜は、硬膜とつながっています。

硬膜は、脳と脊髄を包んでいる膜のことを言いますが、

ここまで深く説明すると訳わかりませんよね。

ということで、ご説明はまたの機会に・・・

なので骨膜は、硬膜の歪み(つまり脳のバランス)を整えることで

治るのだということだけ、お分かり頂けると幸いです。

 


 

「定期的に通っていただくことで戻らなくなります!」

 

そう言われて、骨盤矯正や、背骨矯正を続けて、

どれくらいの時間が経ちましたか?

それでもあなたは、変われるとお考えですか?

最後にこれだけは、言わせてください・・・

 

整骨院に毎週のように通っているあなた

骨盤矯正、背骨矯正が大好きなあなた

 

お金と時間を無駄にしないでくださいね。

(骨盤矯正や背骨矯正を行うには、

まず原因を取り除いた後に行うことが大事です。)

 

P.S.傘の意味、わかりましたか?

骨組み=人間でいうと骨格

骨組みの1本=骨

布=筋肉

とイメージして頂くと分かりやすいかなと思います。

(少し無理があるかも・・・笑)

 


まとめ

歪みの原因は、筋肉・筋膜

骨自体の変形に関わる、骨膜が原因。

骨膜は、硬膜(脳・脊髄を包む膜)とつながっている。

よって、筋肉・筋膜、脳・硬膜が、歪みを形成する。

骨盤矯正や背骨矯正は、原因を治していない。

よって、繰り返しても同じである。

まずは原因(筋肉・筋膜、脳・硬膜)を治すことが重要。

 

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